九星気学とはどんな占い?

「一白水星」「五黄土星」といった言葉を、暦や手帳で見かけたことはありませんか。これは九星気学 (きゅうせいきがく) の星の名前です。

九星気学は、中国から伝わった陰陽五行の思想をもとに、大正時代の日本で体系化された占い。生まれ年から定まる本命星 (ほんめいせい) をもとに、その年・その月の運気の流れや、相性のよい方位を読みます。干支と並んで、日本の暦文化に深くなじんだ占いです。

本命星の調べ方

九つの星は「一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星」。生まれ年ごとに順ぐりに割り当てられ、九年で一巡します。

調べ方は簡単で、生まれ年の西暦の各桁を一桁になるまで足し、11 からその数を引きます。

例: 1998 年生まれ → 1+9+9+8 = 27 → 2+7 = 9 → 11 − 9 = 2 → 二黒土星
ひとつだけ注意があります。九星気学の一年は 1 月 1 日ではなく立春 (毎年 2 月 4 日ごろ) から始まります。1 月生まれ〜2 月上旬生まれの方は、前の年の星で数えるのが習わしです。

吉方位の楽しみ方

九星気学の楽しみといえば、吉方位 (きっぽうい) へのお出かけです。自分の本命星との相性で、その年・その月に良いとされる方角が変わります。

おすすめは「祐気取り (ゆうきとり)」と呼ばれる、吉方位への小さな旅。難しく考えず、こんな楽しみ方で十分です。

  • 吉方位にある神社やカフェまで散歩する
  • 吉方位の温泉に日帰りで出かける
  • 旅先を迷ったら、吉方位を決め手のひとつにする

「不思議な力が働く」というより、「ふだん行かない方角に出かける口実ができる」のが吉方位の実利。行動範囲が広がると、気分も出会いも自然と新しくなります。

祐気取りの伝統的な作法では、吉方位の土地の水を飲む・温泉に浸かる・その土地のものを食べると、土地の良い気をいただけるとされてきました。現代風に言えば「その土地を五感で味わう」こと。名物を食べ、景色を眺め、深呼吸する。旅の楽しみ方としても、そのまま理にかなっています。

よくある質問

九星気学を始める人からよく聞かれる質問にお答えします。数字から持ち味を読む占いには数秘術もあり、あわせて楽しむ方も多いですよ。

凶方位が気になって出かけられなくなりそうです

それでは本末転倒なので、まずは「吉方位だけ楽しむ」使い方をおすすめします。日常の通勤や買い物にまで方位を持ち込むと窮屈になるばかり。九星気学の方位は、旅や引っ越しなど大きな移動の参考に、それも「気にしすぎない範囲で」が現代的なつきあい方です。

本命星は性格も表しますか?

はい、各星には性質のイメージがあります。たとえば一白水星は柔軟で人に寄り添う水の性質、九紫火星は華やかで直感的な火の性質、といった具合です。生まれ年で見るおおまかな傾向なので、星座や数秘術と組み合わせて「複数の鏡」として楽しむのがおすすめです。